用語集 |
※建築用語の説明や補足です。ご参考までにご覧ください。
【あ】
◆あく洗い
漂白剤を使用し木部のカビ、汚れを取ることを言います。
◆RC構造
鉄筋コンクリート構造のこと。Reinforced Concrete Construction
◆入隅
2面の壁が取り合って、窪みのようになった部分。または内側のこと。 反対:出隅
◆LED照明
発光ダイオードのことで、白熱灯や蛍光灯に比べ、長寿命・低電力消費です。
現在メーカーが一部の蛍光灯や白熱灯の照明器具の生産が終了し、LEDに切り替えていく流れとなっています。
◆エルボ(防水パン)
洗濯機の排水ホースと排水トラップとを繋ぐL型の部材です。
◆エントランス
建物の出入り口のこと
マンションでは、建物の正面玄関をエントランスホールという。
◆オイルステン塗装
浸透性の塗料なので木の素材や木目などをそのまま生かせる塗装材です。
【か】
◆火災報知器
自動火災通報設備やスプリンクラーがある部屋は除き、
既存住宅は市町村の条例にもよりますが、ほぼ全ての市町村で既に火災報知器の設置が義務付けられています。
寝室となりえる居室には設置が必要です。
◆カバー工法
古い部材を撤去せずに、上から新たな部材を被せて施工する工法
サッシなど簡単には撤去できない箇所の部材を交換したい場合など使用します。
◆框(かまち)
玄関,土間などから段差のある床の周辺を押える化粧材
◆鴨居
襖や障子など引戸を取り付けるために上部に設ける溝を開けた部材。
◆ガラス
透明ガラス以外に
型板ガラス:ガラスの片面に凹凸を付けたものです。
すりガラス(くもりガラス):ガラスの片面に金剛砂と金属ブラシで不透明に加工したもの。
フロストガラス:片面をサンドブラストしさらに表面を化学処理した、乳白色のガラスです。
飛散防止のために金属ワイヤーを内部に入れたものもあります。
◆ガラリ
主にドアや窓に設けられた、羽板をブラインドのように斜めに並べた通気口です。
◆京壁
日本の伝統的な塗壁のひとつで、京都を中心に発達した上塗り技法による壁。
上塗りには、聚楽土などの色土に石灰や麻の繊維などを加えたものを使用します。
きめ細かい、ざらざらした素材感の仕上げを京壁仕上げといいます。
◆空錠
ドアノブやレバーハンドルを回すだけで扉を開閉するドアの錠部分。
◆躯体
床や壁、梁など建物の構造を支える骨組
◆クラック
亀裂、ひび割れ
◆クレセント
建具用の金具で引き違いサッシの召しあわせ部などに取り付ける錠金具です。
◆グリッパー工法
ジュータンの施工方法で、クッション性を増すためにジュータンの下に、フェルトを敷き、その上にジュータンを引っ張り、
部屋の四隅に打ち付けた、グリッパー(釘の出た板)に引掛けて留める工法です。
◆クロス
クロス=壁紙
当社では、国内有名メーカーの壁紙を使用しております。
量産品と言われる一般賃貸向けの壁紙から、ご要望があれば防汚・表面強化といった機能性壁紙を貼ることも可能です。
◆クッションフロア(CF)
床材の一種で塩化ビニル製の長尺シートです。
ビニールの表面材にクッション材が裏打ちされているため、適度な弾力性があります。
表面がビニールのため、耐水性に優れ、汚れにも強いのが特徴です。
洗面所やトイレ、キッチンといった水廻りに適している素材ですが、
フローリング調のCFを居室に使用することも多々あります。
◆ケレン
塗装やクロスなどを施工する前に、下地を平らにするために削ること。
◆原状回復
賃貸における原状回復とは、賃借人が契約終了時に賃貸人に、故意、過失、善管注意義務違反、
その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を借りた時の状態に現状復帰する義務があります。
◆コア抜き
コンクリートに穴をあけること。
エアコン取付時などに行いますが、躯体に穴をあけますので、マンション管理組合の承認が必要な場合があります。
◆コーキング
小さな隙間にパテ状の充填材をつめることを指します。
主にキッチンや洗面化粧台といった水廻りの隙間を埋めるためにシリコン等を充填します。
◆腰壁
腰窓の下や、キッチンカウンターの下など、床から1.0m程の高さの壁
◆腰窓
壁面の中ほどから上、ほぼ腰の高さにある窓のこと。
◆混合水栓
湯と水が混合されてひとつの口から出る水栓のこと。
【さ】
◆サッシ(サッシュ)
窓枠のこと、あるいは窓枠を用いた建具であるサッシ窓そのものをサッシといいます。
◆敷居
襖や障子など引戸を取り付けるために下部に設ける溝を開けた部材。
◆水栓
いわゆる蛇口のことで、水道水などの液体を運ぶ管の出口部分で、流れの開閉や流量を調整する栓の事
◆水栓パッキン・コマパッキン
水栓ハンドルを開けた際に、ハンドルの根元から水漏れ、ハンドルを閉めても吐水口から水がポタポタ落ちる際はパッキンの劣化によるものです。
ゴム製品ですので経年の劣化があり数年単位で交換が必要になります。
◆スイッチ
照明器具等を点灯させるための、スイッチにも種類があります。
照明と一対のスイッチは片切りスイッチ、2ヶ所から照明を操作できるスイッチを3路スイッチといいます。
他にも換気扇で使用されるタイマー式や、ほたるスイッチ等 数多く種類があります。
◆スケルトン工事
室内の仕上げ材や設備をすべて撤去して、床・天井や壁のコンクリートを剥き出しにし、専有部分を徹底的に改修し直す工事。
◆スパウト
蛇口などの吐水管。U字型やS字型があります。
【た】
◆畳寄せ
和室の壁と畳の取り合い部の床面に設ける部材。
◆タッチアップ
塗装などで、剥がれ箇所のみを部分的に補修すること
◆建具
開閉機能がある仕切りで、扉や窓として用いられます。
◆電球
電球にも数多くの種類があります。
まず口金と言われる根元の金属部分の種類があり、
日本ではE26・E17・E11が一般的に使用されています。
次に電球の形ですが、ナス球・レフ球・ボール球・なつめ球・ミニクリプトン球・ハロゲン球等があります。
◆丁番(蝶番)
開き戸などの開く建具を支え開閉できるようにする部品です。
種類も多数あり、平蝶番・旗蝶番・スライド蝶番等があります。
◆出隅
2面の壁が取り合って、出っ張っている部分。 反対:入隅
◆ドアクローザ(ドアチェック)
開き戸に取り付けられる装置で、開けられた扉を自動的に閉める働きをもちます。
また、急激に閉じることがない様に動作を緩慢する機能や、風などで不用意に扉が開かない様に抑える働きもします。
◆戸当たり
扉を開けた際に扉やドアノブが壁に当たらない様に、壁の手前で止まる様につける金物。床・壁・扉に付けるものがある。
◆扉
基本は3種類あります。
開き戸:前後に開閉する一番オーソドックスな扉です。玄関ドア・洋室ドア等
引戸:左右に開閉する扉です。和室襖等
折れ戸:開ける際に扉が折れ曲がり、スペースの狭い所でも取付可。クローゼット扉等
◆土間
玄関ドアと、履物を脱いで上がる居室との間です。
【な】
◆ニップル
洗濯機のホースを水栓に接続する金具
自動ストップ付など、ホースが外れた際に水が出なくなる仕組みを持ったものもあります。
【は】
◆排水トラップ
排水設備の配管途中に設けられた下水道の悪臭や硫化水素ガスを遮断し、同時に衛生害虫やネズミの侵入を防ぐ役割がある設備。、
◆掃出し窓
下端が床と同じ高さになっている窓。庭やバルコニーに接したリビングルームなどに設け、出入りができる大きさのものをいうことが多い。
◆巾木(はばき)
床と壁の境にある、木製やビニール製の帯状の部材になります。
役割としては、壁材が湿度変化よって少し膨らんだり、衝撃により多少動いたりした際に、
壁と床双方を守るため少し隙間が空いています。そのため巾木を緩衝材として取り付けす。
◆梁(はり)
柱の上に、棟木と直行する方向に横に渡して、建物の上からの荷重を支える部分です。
◆外れ止め
網戸をサッシに固定するための金具です。
◆フロアタイル
床材の一種で塩化ビニル製の床タイルです。
表に出る面が石目や木目など、凹凸も含めて本物に近い再現性の商品が多く、施工性も良く賃貸物件には多く使用されています。
クッションフロア(CF)と比較すると、フロアタイルの方が厚みがある分耐久性が多少高いです。
◆フローリング
木材を使用した床材です。
天然木の無垢材で作られた単層フローリングと、合板を薄くスライスした木を張り合わせた複合フローリングがあります。
マンションの管理組合で、フローリングの遮音等級に指定がある場合があります。
◆フローリング補修
フローリングのキズ箇所をパテ埋めし、柄に合わせた木目の絵を描く様な補修となります。
補修した箇所を知らない人が見た場合は、一見分からない様な仕上がりになります。
ただし、パテ埋めしておりますので、お部屋の使用状況によっては剥がれてくる可能性があります。
◆防水パン
洗濯機置場の排水口の付いた受け皿です。
万が一ホースが破れた際など、水を受け止め床への漏水を防ぎます。
◆ホルムアルデヒド
建築基準法で規制される人体に有害な化学物質の一種。
【ま】
◆廻り縁
天井と壁の取り合い部に、室内を水平に一周する部材。
【ら】
◆リノベーション
リフォームとは異なり、新築時の状態に戻すのではなく、新たな設計計画を基に一新すること
◆リフォーム
古くなったものを、新築時の状態に戻し、設備の更新や改修をすること
【わ】
◆ワックス剥離
フローリング等にワックスを塗り重ね何層にもなっている場合、次第に汚れも一緒に積み重なり、
薄汚れたようになります。
そういった場合、一度ワックスを全て剥がさないと清掃だけでは綺麗な状態にはなりません。
【英数字】
◆F☆☆☆☆
住宅内装用建材の中で、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示す等級。
◆LPG(プロパンガス)
LPGとプロパンガスは同じ物ではないが、一般的に同じものとして扱われている。
いずれも家庭用燃料として使用され、ボンベに入った状態で設置される。